学舎へ来た小学4年生が独りごつ。
「家を出るのはちょっとイヤなんだけれど・・・」と正直な気持ちを吐露した。
ちょうど一人歩きを始めるところなのだろうと思う。
お母さんから離れるのは、さみしさや不安が入り交じった複雑な気持ちなのだけれど、そとの世界へ一歩出ると新しい自分に気づいたりする。
ご家庭が安全地帯として、居心地のいい場所であることの表れでもある。
順調な育ちである。
この時期、おうちに帰れば大好きなお母さんが待っているという安心感があれば、どんどんそとへ出していった方がいい。そとでいろいろなものを吸収し、自立するための準備をしながら、心の充実を図っていく時期である。そしてそのことが、学力の伸長へとつながっていくことを我々は経験上知っている。
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